HRTウインドブレイク ~未来への挑戦~

日々の仕事、資格取得への勉強、趣味の自転車、全てにおいて全力で。

2010佐渡ロングライド

2010年5月16日(日) 佐渡ロングライド当日。
私が今回挑戦するのはAコース210キロ。

佐渡ロングライド
こちらコースマップです。

そして休憩所と通過制限時間。
 場所ポイント距離通過制限時間
スタート佐和田0km 
相川AS20km 
入崎AS40km 
はじき野AS72km 
両津BS100km12:30
多田AS140km 
小木AS162km15:00
素浜AS180km16:00
ゴール佐和田210km18:00
※AS:エイドステーション BS:弁当ステーション

誘導開始が5時15分、スタートは5時45分から。
5時過ぎに起きた私は、のんびりと準備して5時半頃会場へと向かいます。
スタート地点には既に多くのサイクリストが集まっていました。
佐渡ロングライド
スタートゲートは写真の奥のほう、マンションみたいな建物よりもっと奥です。
Aコースだけで2000人以上。結構後ろのほうになっちゃったな。


第一章 過ぎゆく時間
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5時45分、遠くのほうで微かにスタートの合図が。
列が少しずつ進み始める。
佐渡ロングライド
さぁ6時13分、いよいよスタート。
今年最初の挑戦、いざ!

空には雲。午後から晴れてくる予報。
スタートから①相川ASまでは集団走行になります。
えっと210キロを11時間45分か、平均20km/hで走ったとして10時間半かかるから、1時間半の余裕ができるな。
そんなことを考えながら。
計算の落とし穴に気づくのはまだまだ先の話…。

さて速い人に付いていくかと飛ばし始めた私。
緩やかな下り坂の11キロ地点に差し掛かる。
…と、突然フロントタイヤがパンク。
後方に停止の合図をしながら少し広いところに止まる。

あちゃー、なんで大会でもパンクするかな~。
急いで修理だ。
バッグを下ろして修理セットを取り出す…。 あれ?
あれれれれ??? 修理セットが無い!!!!
ああああああああ!!!! 家に忘れてきた!!!!!!!!!!!!

これはいけない! すぐに大会本部に連絡だ!
って、本部の番号載ってるマップ車に忘れてきた!!!!!
近くにスタッフがいないか見回すと、遠くにちらりと水色のスタッフジャンパーの人。
自転車を引きずってダッシュでスタッフの元へ行き本部の番号を教えてもらった。

本部へ連絡すると、コースを走っているサポートカーを待てとの指示。
しばらく待つことに。
佐渡ロングライド
横を走り抜ける参加者の方々。
やばい、黄色ゼッケンだ。
ゼッケンはコースごとに色分けされていて、A→Dの順にスタートしているのです。
A210km:ピンク B130km:黄色 C100km:青 D40km:緑

スタッフと近所の方とお話しながら待っていると、「走る自転車屋さん」が来てくれました。
プロの作業で手際よくチューブを交換してもらって程なく完了。
「気をつけて~」と送り出されてレース再開です! (※レースではありません)

佐渡ロングライド
これは大変だ、青ゼッケンにも結構抜かされてしまった。
パンクによって45分のタイムロスです。
なんとかピンクゼッケンの集団に追いつこうとガンガン飛ばします。

20km地点の①相川ASは通過。

景色が綺麗。
止まって写真を撮りたいけれど、そんな時間はありません。
佐渡ロングライド
走りながらカシャ。

佐渡の外周路は基本的には海岸沿いで平坦ですが、所々緩やかに上って下ってを繰り返します。
佐渡ロングライド
この先も上り坂。

そしてまた所々にトンネルがあるのです。
佐渡ロングライド
前走車の尾灯がピカピカと輝いて、綺麗に見えます。

程なく40kmの②入崎ASに到着です。
佐渡ロングライド
水分補給と軽食を取り、10分程度休んでスタート。この先長いからね。
次の③はじき野ASまでには、Z坂と大野亀坂という2つの長い坂が待っています。

そのうちのひとつがこれ。
佐渡ロングライド
まさに「Z」坂。
横から見るととてもキツイ傾斜に見えます。

今年になってからあまり自転車に乗る時間が取れなかったせいか、昨年よりきつく感じました。
でも上りきったときの景色は最高です!
佐渡ロングライド
山が、雲が、空が映ってる!!
これがあるから佐渡はたまらなく気持ちがいいのです!!

上った分を下って、また海岸沿いへ。
動画を撮影しました。こちらをクリック!(YouTube)

佐渡ロングライド
この辺もいい景色、最高だこりゃ!
ちらほらピンクゼッケンが見えてきたせいか、少し余裕が出てきたように感じます。

そしてこれが2つ目の坂の手前より、大野亀。
佐渡ロングライド
坂を上る手前で一旦止まって撮影している方が結構いました。

この坂は道幅が狭くて、車とすれ違うのは大変です。
昨年はハイデッカーの観光バスが下ってきて、坂の途中で止まることになったり…。

大野亀坂を上りきり、少し下ったところに③はじき野ASはあります。
佐渡ロングライド
午前10時、少し休憩してスタート、次は28km先の④両津BSです。

ここから両津まではほとんど平坦路。
この辺りでピンクゼッケンの集団に追いつきました。
チームで走っているのでしょう、皆さん同じウェアを着て走っていました。
きっとこの人たちについていけば時間内に完走できるはず。
まだ先は長いので、今まで飛ばしてきた分少しスピードダウンしてくっついて走行。

程なく11時20分、④両津BSへ到着です。
佐渡ロングライド
ここでお弁当をもらって昼食です。
佐渡ロングライド
おにぎり・唐揚げの弁当に味噌汁。
両津の通過制限が12時半までですから、ちょっと長めの休憩に。

残りあと110km。平均20km/hで走ったとして5時間半かかります。
18時までにゴールすればいいのですから、計算上もここでは12時半まで休める事になります。
(この計算が間違っていた事に気づくのはもう少し先の話)


第二章 迫りくる時間
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ちょうど12時。
30分の余裕を持って両津をスタート。後半戦がんばるぞ!!!
ってサイコンが動かないトラブル発生!
うーん、ちょっといじってみて直りそうにないので仕方ありません。
時計を表示させて走るとする。

小さな島を発見。
佐渡ロングライド
あれは洞窟か?トンネルか??
島の上に建物があります。干潮になると石を飛んで行けるのでしょうか。

どこまでも広がる海。突き抜ける青空。
佐渡ロングライド
夢を乗せて走る車道♪

13時45分、140km地点の⑤多田ASに到着。
佐渡ロングライド
ここでは中学生?高校生?の皆さんが元気よく大声で応援してくれました。
とても励みになります。

次の⑥小木ASまで22km。
平坦な海岸沿いをひたすら走り続けます。
(ここから先、写真が無くなりますがご了承ください)

なんか疲れたな。コース上で少し止まってストレッチ。
大丈夫、周りにも結構走ってる人はいるし、30分の余裕があるのだから。

⑥小木ASは佐渡汽船の発着場所。
港に面した休憩所でのんびりできるはずだった。

「タイムアウトで~~~す!!」
そんな声が聞こえたのは⑥小木ASに入った瞬間だった。
時間を見ると15時01分。
あれ、30分の余裕があるはずじゃ??
実はここが落とし穴。
④両津BS12:30、ゴール18:00の間に⑥小木15:00の時間制限があったのだ。

「リタイアの人は名前書いてください!!」
うそだ~~~!!
とりあえずボトルに飲み物を…。
「しょうがないなぁ、今すぐ出て行く人は許す!!」
えっ、ラッキーー!!
そばにあったおにぎりを頬張り、ダッシュで自転車に飛び乗りスタート!

「次のASは16時までだからね~~!!」叫ぶおばちゃん。

えっ!? 次って16時までなの!?
次の⑦素浜ASまでの距離は18kmですが、間にはキツイ上り坂が2箇所もあるんです。
一緒にASを飛び出してきた人達もこの大変さに気付いたみたい。
ほとんど休憩していないカラダとは思えぬスピードで走り続けます。

この区間の大変さは、こちらの動画(YouTube)をご覧ください。

一番急な上り坂をこの位置に持ってくるとは。
それにこの時間制限。
上の動画の通り、この坂を上りきらないとASに間に合いません。
壁のような坂、時間に追われて飛ばしてきたカラダにもう上り切る気力はありません。

少し歩こう…。いや、押して走ろう。
自転車から降りて押し始めますが、歩くのでさえキツイ状態。
う~ん、どっちでもキツイのなら乗ったほうが速い!!

再び自転車に乗りゆっくりと上り始める。
と、前方から聞き慣れた声が…。
「ほらがんばれ!! 間に合わないぞー!!」
なんということでしょう、父と母がこんなところに!
この一番キツくてそれでも一番頑張らねばならないシーンで。

思わず笑みがこぼれる私(後で聞いてみたら無表情で通過したそうな)
なんだかパワーがみなぎってきて坂を一気に駆け上がりそして駆け下りる。
間にあえ、間にあえ!

次の⑦素浜ASさえ通過できれば、あとはゴールまで30kmを2時間かけられます。
その為にはなんとしてでも16時までに通過しなくてはいけません。
バッグに入れてたブラックサンダーをかみしめ、最後の力を振り絞る。

あと3分、あと2分。動かないサイコンは時間を刻むのみで距離を表示してくれない。
あと何キロかわからない。飛ばすしか方法は無かった。

見えた、光だ!!
⑦素浜ASに飛び込む私、それと同時に閉まる出口ゲート。
出られない…。
「タイムアウトで~~す」
時計はすでに16時02分を差していた…。
目の前を走っていく最後尾のパトカー。なんてことだ、こんなところで終わるなんて。
後ろからやってきた人たちも、まだゴールまで走れるのにと不満そうだった。

そうだ、ちょっと掛け合ってみよう。
「あの~、さっきのASの人は2分オーバーで通過させてくれたんですが…」
「え、そうなんですか!?」
考え込むスタッフの方。
そして相談の結果、
「行っていいよ」とゲートを開けてくれたのです。
「ありがとうございます!!」
お礼を告げて、呪縛から開放された数名のローディは、最後尾のパトカーを追い越し隊列へと戻っていったのでした。


最終章 ゴールへの道
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⑦素浜ASを出発すると、すぐに上り坂。高低差140メートル、大会一番の坂です。
ほとんどの人が自転車を押して上る中、私も途中で力尽きて歩く。
坂を上りきった所、歩くのにも力尽きてその場に座り込んでしまった。

飲み物を一気に飲み干し、バッグに入っていた最後のブラックサンダーを頬張る。
残り30kmで残り2時間なので、今度こそ30分の余裕があるのです。間違いありません。
あぁ、気が遠くなる…、ちょっと横になろう、バタン!!

・・・
どのくらい眠ってしまっただろうか、辺りはすっかり日が暮れて真っ暗になっていた。

うそです。10分くらい休憩しただろうか、ある程度体力が回復したところで再び走り出します。
飲み物を補給せねば。
近くの自販機に2人のローディさん。
QOOアップルを買って一気に飲み干し、アクエリアスをボトルに注ぐ。

すると…、
「最後尾でーす」
最後尾を走る黄色いローディさん(確か本間さん)が後ろからやってきた。
この最後尾を走る黄色い本間さんに追いつかれると時間制限が危ないという事なのだ。

本間さんにもうリタイアしようかと告げるひとりのローディさん。
すると本間さん、
「リタイアしないほうがいいよ、もう少し走ればゴールの佐和田が見えてくるから、
ゆっくり走ったって大丈夫。さっきのおじいさんゆっくりだったけど、あの人についていけば絶対ゴールできるから!」

本間さんに後押しされ、走り出すローディさん。
「頑張りましょう!」
私達は互いに励ましあって再びコースへと戻っていった。

って速っ! ぜんぜん追いつかない、結構体力残ってるんじゃないか(笑)
すぐにさっきのローディさんを見失ってしまった。

下り坂を駆け下りて海沿いに出ると、湾の向こうにゴール地点の佐和田の町並みが見えてきた。
もうすぐだ、制限時間の18:00まであと1時間残っている。
だけどサイコンが距離を表示しないので、見えているあの場所まで何キロあるのかわからない。
とりあえず出来る限り飛ばそう、ゴールできなくならないように。

そのうちにコースは市街地へと入る。車が多くなってきて少し走りづらい。
けど強引に抜かしてくる車はいないので少し安心できる。
駐車車両を抜かすときが結構怖かったりするけど、この辺になると前の自転車に追いついて縦1列での集団走行。

佐渡ロングライド
ホームストレートへと戻ってきた。
DJの名前を呼ぶ声が聞こえてくると、頑張ってよかったと思えてくるから不思議。

西日が差す海岸沿い、17時33分、無事210km完走!!
やった~~!!
おめでとう! おつかれ~♪


完走賞の受け取りを待つ列の中。
先ほど見失ったローディさんがすぐ横にいました。
「あ、さっきの方」
「(走ってきて)よかったですね」
「だめかと思いましたが余裕ありましたね」

ゴール地点のグラウンドで温かい団子汁を2杯頂いて、そのまま駐車場へ。
父と母は⑦素浜ASで私がタイムアウトしたと思っていたようでした。


帰りは19時半両津発のカーフェリーで新潟港へ。
日が替わった午前1時頃、自宅へと到着したのでした。


走行距離:約210km

<2010スポニチ佐渡ロングライド210データ>
コース当日出場者数完走者数完走率
A(210km)2,041名1,767名86.58%
B(130km)660名630名95.45%
C(100km)173名172名99.42%
D(40km)169名167名98.82%
合計3,043名2,736名89.91%
※公式サイトより引用

テーマ:自転車 - ジャンル:趣味・実用

この記事に対するコメント

完走おめでとうございました
申し分のない天気に恵まれた大会のようでしたが、スタート直後からパンクの洗礼を受けてしまったとは大変でしたね。そのタイムロスがその後ずっと尾を引いてきてしまったんですね。
素浜SA手前の激坂で応援してくれていたご両親の声援を受けられて蘇った“Hiroさん”の件は感動的です。いいご家族ですね。タイムアウトとの競争を重ねてのラッキーで切り抜け無事ゴールされて本当によかったです。これはご家族の勝利です。おめでとうございました。
【2010/06/09 06:03】 URL | koji #z1uogJ6Q [ 編集]

ありがとうございます
景色が素晴らしくて本当に最高の大会でした。
パンクさえなければ (^^;)
ポイントの通過時間は大会前にしっかり計算しておくべきですね。思い知らされました。

父母によると、もっと景色のいい場所で応援しようとしてたみたいですが、自転車が多くてとても車では先に進めず、仕方なく坂の途中で応援してたそうです。
私にとってみればこれほどのグッドタイミングでの応援は他に無かったですけどね (^-^v)
父母にも感謝です。
【2010/06/13 18:54】 URL | Hiro #- [ 編集]


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